テニスのルールを知らずにテニスの試合に出ようとした話

新入生はそろそろ部活の体験入部とかし始める頃かなーと思ったので、今日はわたしの中学生の時の部活について少しお話ししたいと思います。


わたしは中学に入学して間もない頃、ソフトテニス部に体験入部しました。

一年生は練習時間のほとんどが筋トレやランニングなどの基礎練習。

超超運動音痴のわたしにはだいぶキツかった。


のに、数週間後に本入部。笑
 

わたしの仲良しの友達を含め、40人近い1年生の女子が入部しました。

毎日毎日(6割ぐらいサボりながら)筋トレとランニング。
(練習メニューは先輩が決めていました)

それが終わったら先輩たちの打ったボールをひたすら拾う作業。40人で。

ちなみに先輩は20人ぐらい。笑

この部活の時間が退屈で、人数が多いのをいいことにちょいちょい、いや頻繁に無断欠席もしていました。

顧問の先生は部活をほぼ放置する人だったので、なんか体調が悪い気がした日は、迷いなく家に真っ直ぐ帰宅していました。


そして夏には2つ上の先輩達が引退して、秋頃から私たち1年生は(筋トレとランニングは続けつつ)新人戦に向けての練習を始めました。


あっ、ちなみにこの時点でわたしはソフトテニスのルールを知りません。笑


基本的に試合は出場できるペア数が限られていました。つまり、わたしたちの学年は20ペアから選抜されたペアしか出場できないのです。

基本的には。

そう。でも新人戦にはすべてのペアに出場権があったのです!

試合に出られる安心感もあり、ルールもなんだかよく分からないままなんとなくサボりつつ練習していました。


そして1年生の冬。

新人戦も迫ってきた頃、(筋トレとランニングは続けつつ)試合形式の練習が始まりました。

ちなみにこの時点でもルールはあやふや。

でも本当の地獄はここからです。


試合に出るためには、テニスのテクニックよりも大切なスキルが必要だったのです。


それは、『審判』

”試合に出る”ということは、プレイヤーとしてテニスをして、尚且つ自分が出ていないゲームの審判をしなければいけません。

ルールもあやふやでプレーしている人間が審判なんてできるはずがありません。どう考えても。

点数の数え方すらよくわかりません。

ていうかぶっちゃけ、何点取ったら勝ちなのか。笑

ルールを知らないから試合形式の練習もできないし、無断欠席する日が増えました。


そしてたまたま部活に行った日に知らされたこと。

「審判ができない人は試合に出しません。3日後、全員テストします。」


それから3日、入部以来初めて真剣に部活に取り組みました。

友達に教えてもらいながら審判の練習もしました。

テニスの審判って、プールの監視員さんみたいな高い椅子に座ってやるんですが、もうあの椅子の上、孤独過ぎ。

あの時ほどボールを真剣に目で追ったときはなかったです。ほんとに。


で、テスト当日。

みんなが数ヶ月かけて覚えたものを3日で覚えて実践できるようになるわけもなく。

緊張と焦りで、高い椅子の上で頭真っ白。

なんかもうやけくそで点数シート書きました。

結果は不合格。

40人中不合格は3〜4人だったかな。

そのうちの1人。

ガチで涙こらえました。

自分が悪いのにね、わかってるのに現実を突きつけられてほんとに泣きそうでした。笑


何が辛かったって、試合の当日は出場できなくても応援に行かないといけなかったこと。

前よりはだいぶマシではあったものの、まだルールもあやふやなので観ててもそんなにおもしろくありませんでした。笑

もちろんテニスのテクニックもダントツ下手くそだったわたしは、新人戦出場を逃したので3年間で1回(いや、2回かな?)の試合出場で引退を迎えました。

ちなみに試合に出た時点でもルールはよくわからなくて(新人戦に出れなくてそこからまたサボり始めたので覚えたルールもだいぶ忘れました。)なかなか大変でした。


もちろん今でもテニスのルールはあやふや。

『中学の時はテニス部でした♡』

みたいなワードはなるべく言わずにきています。笑




これから部活に入るみなさん!

特に運動部!

早めにルールは覚えよう!

サボるのはルール覚えてからにしましょう!!


だめですね。笑


3年間、あなたが夢中になれるような部活を見つけられることを願っています♫