雨の日に読みたくなる小説
今日の大阪は雨です。
伸ばしかけの髪の毛がもわもわするので気分はあまりあがりません…
そんな雨の日にもわもわの髪の毛なんか気にならなくなるくらいおすすめの小説があります。
- 作者: 市川拓司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 文庫
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わたしは市川さんの作品が大好きなのですが、これは特に好きなお話。
季節は梅雨。
6歳の息子と暮らす父の前に、「1年後の雨の季節にまた戻ってくる」という言葉を残して亡くなった妻が2人の前に現れるところから始まるファンタジー恋愛小説です。
そこから3人での暮らしが始まるのですが彼女には記憶がなく、言動の所々で違和感があるのです。
物語の最後に全ての謎が明らかになり、”いま、会いにゆきます”というタイトルの意味にわたしはとても感動しました。
そして、結末を知った上で初めから読み返すのも面白いのがこの物語のいいところだと思います。
「あ〜、だからこんなこと言ってたんか!」
みたいに、1度目に読んだ時には気にならなかったフレーズの本当の意味がわかったり。
2度目はまた違う楽しみ方ができますよ♫
あまり詳しくお話してしまうとネタバレになってしまうのでやめておきますね。笑
ちなみに映画化・ドラマ化もされているのでよかったらチェックしてみてください♫